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おすすめ!映画『アフタースクール』&『ナルニア国物語 カスピアン王子の角笛』 [映画]

映画館なんてこの10年行ってない私が,ワーナーマイカルシネマの招待券を2枚もらいました.

映画を観ても,心から「これ,いい!」と思うことが少ない私は,だれかと行くよりも自分で2回行ったほうがいいや… と考え,ちょうど昨日,行ってきました.

最初に見たのは「アフタースクール」.コミカルなミステリー・タッチの作品です.予想を裏切る展開,というのに惹かれて見たのですが,予想をはるかに超えておもしろかったです.メッセージもいろいろ伝わってきて,本当に良かったです.

常磐 貴子さんもきれいですてきでしたが,佐々木蔵之介さんや大泉 洋さんの演技も良かったです.堺 雅人さんも良い味を出してました….

この日は1本で終えるはずが,「もう1本見よう!」と欲を出し,選んだのがナルニア国物語の続編.これは大々的に広告を打っている話題作なので,ひねくれ者の私としては,一瞬回避しようかとも思ったのですが….まあ一応見ておこうかと.主役のベン・バーンズもかっこ良さげでしたし.

この映画も予想外に良かったです.「アフタースクール」が星5つだとすると,こちらは星4つ,といったところでしょうか(私の評価としては,これで十分に合格点).
※前作と比べて格段に評価が高いのは,私が原作のストーリを覚えていないからかもしれません….

何が良かったって,それはカスピアン王子とある女性とのロマンス(恋愛)ですね….お互いに,あからさまにはしないけれど相手を気に掛けているという表現が絶妙です.それから,末娘ルーシーや弟のエドも冴えてました.前作よりも,みんなすてきに成長していて,ピーターがちょっと不良じみてしまったようなところも,リアリティという意味ですばらしいと思いました.

おじに命を狙われる王子,という設定も,なんだか中世っぽくてすてきでした.ただ難を言えば,王子の心の葛藤が,「おじ vs 自分」に留まっていることでしょうか.「人間(テルマール)か,ナルニアか?」という問題で揺れている様子はほとんどなかったです.だから,キャッチ・コピーに使われている,「人間として生きるか,ナルニアのために戦うか」というのは,この映画のストーリにあんまり関係ないなぁ,と思いました.4きょうだいも,この問題ではちっとも悩んでいませんでしたし.

そして,環境省が宣伝に一枚噛んでいた?「みんなで森林(もり:ナルニア,わたしたちの地球)を守ろう!」は,さらに関係ない感じでした(笑).


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『ナルニア国物語』原作そのままの世界 [映画]

日曜洋画劇場で放映していた,映画『ナルニア国物語』を見ました.

おもしろかった…よくできている… と思ったのですが,なんだか「原作を読んだ感動を追体験」している感じで,ちょっと物足りなかったです.

ライオンや異生物の造形がすごい,とか,ライオン処刑のシーンは迫力満点,とか,女王さますてき(風格がぴったり!)とか,細かいところは感心するのですが,…原作をなぞってますよね.それを超える感動があったらいいのに,と望むのは,高望みしすぎなのでしょうか.…

難を言えば,音楽がもっと魅力的だったらなぁ… と思いました.かくれんぼの場面など,ここは無事な場面なのか危険な場面なのかを音楽で教えてくれていて,むだにハラハラしなくてよい分親切なのかもしれませんが,うーん…もうちょっと! という感じです.

まあ,『ネバー・エンディング・ストーリー』が原作ぶち壊しだったのに比べると,だいぶいいのかなあ,と.

もうすぐ公開される続編も,いちおう見ようかなぁ,と思っています.まあ一応ねぇ….

***

ところで,原作を読んでからだいぶ時間が空いていたので,あらためてナルニア国物語の世界観を体感しました.
 厳守された「掟」があること.
 4人きょうだいの1人が裏切り者役(善と悪の中間地点)にあること.
 「代わりに自分が行く」ということの,重さ.
 ときにひとは,とても残酷になれること.残酷なことでさらに盛り上がること.

もう一度,原作を読んでみたい,と思いました.


宮崎アニメ最新作「崖の上のポニョ」の“本質の絵” [映画]

お盆休みに実家に帰り,以前録画しておいてもらったNHKの番組「プロフェッショナル」を観ました.
登場するのは映画監督の宮崎 駿.2008年夏に公開予定のアニメ「崖の上のポニョ」の制作に入るまでを追いかけた,ドキュメンタリー・タッチの展開でした.

老いを感じながらも,妥協せずに作品を作る宮崎氏の姿に打たれました.
「(名声を得た,と言われて)そんなもの,どこにあるの? 過去の作品がどうとかは関係ない(そんなものは,自分から離れて勝手に作られていくものだ」
「理想を持った現実主義者でいなきゃならない.理想のない現実主義者はたくさんいるけれど,それは最低ってこと」

たくさんのイラスト・ボードを描きながら,ついに映画のイメージとぴったり合う場面のイラストが描けたときのこと.
「これが,この映画の本質なんだ.やっと本質の絵が描けた.ほかの絵は(たくさんあるけれど)ぜんぶ現象にすぎない.この1枚から,やっと映画作りが始まるんだ」

映画の制作に本格的に入る日が近づいて,宮崎氏がだんだん不機嫌になってきたときのこと
「それがどういうものなのかを撮った映像で伝えるのが,カメラを持つ人の仕事じゃないの? それを,今どんな気持ちですか,なんて聞くな」
「私は本来,不機嫌でいたい人間なんですよ.それじゃだめだな,って思うから,いつもはにこにこ笑顔を作っているんです.でも,映画を作ろうとしているんだから,どんどん不機嫌になってきて当然でしょ.だれだってそういうの,持ってるでしょ?」

※記憶に頼って書いているので,多少の勘違いはあるかと思います.ご了承ください.

宮崎氏の“不機嫌”な気持ちが,よく分かる気がしました.
それと,本質のイラスト・ボード.ポニョが魚の大群に乗って,男の子(宗介)に会いにくる場面.「男に会いにやってくるポニョ…怖いよね」と宮崎氏が言うように,鬼気迫るような雰囲気があります.これが,映画にいったいどう生かされるのか?! とても楽しみです.

宮崎氏が手がける長編作品としては,最後になる予定の「崖の上のポニョ」.さて,どこで観ようかな?

P.S.
「脳みそに釣り糸をたれる」という表現,プロフェッショナルではキーワードみたいに扱っていましたが,宮崎氏は「何かひっかかってこないかな~」という程度に言っていたみたいです.ほかにも,ちょっと(NHK側で)過剰に扱いすぎなのでは? と思うキーワードもいろいろありました.ん~番組制作者にひとこと言いたい気が(笑).


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何度目かの『耳をすませば』感想 [映画]

スタジオジブリのアニメ映画『耳をすませば』をまた観ました.
私はこの映画が好きです.なにが好きって,主人公の女の子(雫ちゃん)と同じく主人公の男の子(聖司くん)が,歌とヴァイオリンで合奏する場面がとても好きなのです.弾いて,と言われていやいやながらヴァイオリンをとりあげた聖司くんが,いきなり弓をひくと流れ出る豊かな音....雫ちゃんも「オンチだから」と言いながらそれなりに歌えているのだけれど,とにかく,上手か下手かではなく,いっしょに音楽を奏でることをみんな(後から乱入?するおじいさん達も含めて)が楽しんでいる雰囲気にぐっときます.

この映画の原作は少女マンガだそうで(作者は『星と瞳のシルエット』などを描いた人),登場人物も中3の女の子(雫ちゃん),そしてちょっと気になる男の子(聖司くん),親友の女の子(ゆうこ)...と来れば「恋愛ものだな」と思うわけですが,この映画の主軸は恋愛にはなく,雫ちゃんが自分のやりたいこと(自分自身)を模索する過程にあるように思われます(そこが好き).ですから,ラスト・シーンのプロポーズなんかはまるっきり蛇足だと感じていました.

でも,今回観て,感じかたが少し変わりました.どうもこの映画では,聖司くんを徹頭徹尾「ヘンな奴」として描いているようなのです.だいたい雫ちゃんへのアプローチのしかたも大げさすぎるし,その後の手のひらを返したような態度も「あれっ?」てな感じです.そして,そのヘンさの集大成が,中3でありながらの無謀なプロポーズなのでしょう(それとも,少女マンガならではの非現実性?).
確かに,中学生のときから「ヴァイオリン作りの職人になりたい」などと言ってイタリアに(留学ではなく)修行に行ってしまうような人は,平均的な男の子ではないでしょう.ここで「ヘンな奴」というのは,かならずしもけなし言葉ではありません.世の中の芸術家(指揮者などの音楽家を含む)の大半は「ヘンな奴」なのです.周りと違ってしまうことを恐れない,自分を貫く人なのです.だから雫ちゃんが(そして視聴者が)「すごいなぁ」と思うのだと思います.

聖司くんはどうも騎士道精神にあふれた男の子に見えます.女の子は守ってあげるもの,という発想が「自転車に雫を乗せてこの坂を上る,って決めたんだ」という発言につながっているのでしょう.でも,雫ちゃんが自分でできることを示すと「そうか,頼む」と言える柔軟さも持っています.聖司くんも雫ちゃんから学ぶことが多くありそうです.この2人が将来どういう関係になっていくのかにはあまり興味はないのですが,それぞれがどのように成長していくかにはとても興味があります.


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